私はなぜここにいるのだろうか?と思う時がある。
これは私が夢を目指し東京に上京して、挫折を味わってくすぶっている時に思ったことだ。
東京に声優を目指して私は上京してきた。
事務所プロダクションにオーディションで入ることができた。
しかし事務所内には査定と言われるオーディションがある。大体の事務所にはランクと言うものが存在する。
事務所によってランクの名前などは変わってくるが、所属、準所属、預かり、特待生、研究生、養成所生と様々なランクがあり上のランクほど仕事をしています。
このランクが上がれるかというオーディションがありました。そのオーディションではおよそ100名の中から3〜10名が1つ上のランクに上がれます。つまり90名近くは落ちるのです。
オーディションは1次審査と最終審査の2回ありました。
1次審査の内容は
- 自分で用意した1分ほどの原稿と
- 30秒の自己PR時間と
- 先方が用意した台本の抜粋
この3つの内容がありました。
この1次審査の時は、自分自身に迷いは存在していなかったです。
そのおかげか1時審査を通過することができました。
私が1時審査でした内容は、周りに聞いた自分のキャラクターや印象に合わせて原稿を用意しました。
30秒の自己PRは自分がどのような役をすることができるのか。客観的に見てどういう役が自分に合っているのか?一つ上のランクに上がった時に僕が持っている売り出して欲しい武器はこういう事だと、PRさせていただきました。
この段階でおよそ100名だったのが、20名ほどまで絞られました。
そして最終審査で20名から数名だけ残ります。
そして最終審査になりました。
最終審査の内容は外画の吹き替えでした。
外画とは
海外の映画作品のこと
台本は数日前に渡されました。
映像は当日2回見て、それでリハーサル、本番と言うものでした。
ここでリハーサルをやったときにマネージャーさんから、その役の雰囲気もっと変えることできないか?と言われました。
そこで私は迷いました。
台本自体は数日前からいただいていたので、何パターンか用意はしていました。
そのキャラクターはおじさんで、私の声はどっちかと言うと若者や青年と言われてきた声だったので、私はきっとリハでやったのは若すぎたのだろうと思い、本番に挑みました。
その結果...
最終審査に受かった人の名前が事務所から一斉に送られてきました。
その中に名前はありませんでした。
その後に最終審査の評価を聞ける機会がありました。
その評価の内容は、印象が薄い。
これでした。
演技自体は悪くはないと言われました。しかし周りのオーラに潰されてたねって言われました笑
達観しすぎてたねとも言われました
笑っちゃうしかないんですけど、その時はやり遂げよう、この人(映画の中の役者)の気持ちを全力で考えて声を吹き替えようと言うことを考えていたので緊張は全くしていませんでした。。。が、、、
緊張していないなら余計良くない。
自分の演技は全然まだまだなのでこれからも練習をするのはもちろんですが、それよりも熱意ややる気やそっちの目がギラギラしている感じというものが大切なのではないかと今回思いました。
スポーツ業界でも闘争心溢れている人は闘争心がない人と比べて全然違います。
それから人の目を私はよく見るようになりました。その人がどれだけ本気なのかは目を見ればわかると思ったからです。
逆に朝起きたら自分の目を鏡で見るようにもなりました。
オーディションの評価はぶっちゃけ教えてくれるとは思わなかったので聞きに行って良かったと思います。
そして事務所のオーディションが終わり、残留か卒業か選べる機会がありました。
私はその時卒業を選びました。
私が言っていた声優事務所はとてもいいところです。なぜそう言い切るのかというと目が違うからです。どの人も目が本気なのです。
事務所の先輩は、レッスン等を受け持っていた講師の方も、熱い人たちばかりでした。
私は今フリーランスです。
これからどうするか迷っています。
いちど挫折した今、また挑戦するのは結構怖いです笑
しかし私は決断すると思います。
私は今、オーディションサイトを見ながらこの記事を書いています。
またどこかでお会いしましょう。
では
(ブログはこれからも継続していきます!!)
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