【はるえるブログ】

アニメやゲーム、演技のことを書いています〜

「鏡」短編小説 (反対とはなんなんだろう)

「鏡」作はるえる

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まだ日も落ちきっていない夕暮れ時僕は階段を上っていた。僕の家はマンションの五階、エレベータは無い。家の扉の前に着いた。いつも通り僕は鍵を開けようとしたがその時あることに気づく。朝出るときにかけたはずの鍵が閉まってないことに気づく。泥棒が入られたか!?と焦りつつも慎重に扉を開けた。

すると家のリビングに大きな鏡が置かれていた。

 

 

不気味に思いながらも、盗まれてないか部屋の中を確認したが何も盗まれていなかった。

それがさらに不気味だった。

 

リビングにあった大きな鏡は縦長のいわゆる姿見と呼ばれるタイプの鏡だった。

鏡面の裏は木できており、そこには「絶対に鏡を見るな」と言う文字が書かれていた。

 

「いやリビングに入ったタイミングで鏡があったので見るなってのは無理だろw」

 

と思ってしまったが、もう見てしまったものはしょうがないと思いつつもこのままリビングに置いておくのも気味が悪いので別のところに移動するさせることにした。

移動する場所は迷ったのだが、ゴミに出せるように入り口の近くの廊下に鏡を置いた。

 

「明日廃品回収してもらおう」そう決めて電話をかけた。

「もしもし廃品回収の会社〇〇でお間違いないですか?」

「はい廃品回収の〇〇会社の〇〇です。粗大ゴミの回収ですか?」

 

「はい鏡を処分して欲しくて」

 

「鏡ですね。かしこまりました。どのくらいのサイズでしょうか?」

 

「大きさは姿見位の大きさの鏡で裏側は木で出てきていま....ん?」

 

ぷつっ...つー...つー

 

話してる最中でいきなり通話が途切れた。

携帯の画面を見るとアンテナは立っている。なぜ切れたのか本当に不可解だ。

 

かけ直してみるが電話はつながらない。

 

リビングに戻るとそこに鏡があった。

 

本当に怖くなり鏡を壊そうとした瞬間僕は鏡に吸い込まれた。

 

目が覚めると僕は知らない森の中にいた。

主人公はまだ知らない、ここが自分がいた場所とは反対の異なる世界だと言うこと。

 

鏡は反対のものを映し出す。

 

しかし反対の定義とは何か、基準点が変わるだけで、反対のものは変わっていく。

 

足の速い人の反対は、足の遅い人なのか?

本当にそうでしょうか?

足の速い人の反対は手の速い人かもしれない。

 

反対や普通という言葉はその人の中にしかない。

 

常識に縛られている人の元のこの鏡はあらわれるだろう。

 

 

〜追伸〜

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