
羨望と嫉妬の違いをご存知でしょうか。
セリフを演じるうえで、感情の理解はとても大切な要素になります。
似ている言葉だからこそ、台本を読んだときに「これはどちらの感情なのだろう」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
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今回は、間違えられやすい「羨望」と「嫉妬」の違いについて、セリフを書く視点からわかりやすく解説していきます!
【目次】
羨望と嫉妬の大きな違い
まず結論からお伝えします。
羨望
・相手を尊敬した上で「あんな風になりたい」のような気持ちが生まれる感情です
嫉妬
・同レベルだった相手と自分を比べて苦しくなるような感情です。
この違いを押さえるだけで、セリフの演じ方が大きく変わります!
羨望とはどんな感情でしょうか?
羨望は、相手の才能や立場を見て、「すごい」「自分も活躍したい!」と感じる気持ちです。
そこには、
・憧れ
・尊敬
・自分へのもどかしさ
といった感情が含まれています。
例えば好きな作品の声優の演技を聞いて、声優を志したのであれば、それは羨望の感情をすでに体験しているということです!
相手の立場や位置が自身より高いことが多く、相手を否定するよりも、自分の未熟さに意識が向くのが特徴です。
羨望を含んだセリフでは、
声が少し揺れたり、言葉にためらいが出たりすることもあります。
▶︎羨望の感情を扱ったセリフは、「羨望のセリフ集」でまとめています!
嫉妬とはどんな感情でしょうか?
嫉妬は、相手が持っているものを「失いたくない」「奪われたくない」と感じる感情です。
・比較される不安
・独占したい気持ち
・相手への怒りや焦り
こうした感情が絡み合い、ネガティブな要素が強い感情になります。
羨望よりも「なんであいつが」のような感情が自分の中に生まれる印象になります。
セリフを演じる時に、嫉妬から言葉が詰まったり、声が低くなったりすることも多いと思います。
▶︎嫉妬の感情を扱ったセリフは「嫉妬のセリフ集」で紹介しています!
演じ分けのポイント
セリフを読む際、迷ったときは次のように考えてみてください。
相手を見て「自分も頑張りたい」と思える → 羨望
相手を見て「苦しい」「不安になる」と感じる → 嫉妬
感情の向いている先が、
相手なのか、自分なのか。ポジティブなのかネガティブなのか。
そこを意識するだけで、表現は自然に変わってきます。
その感情が生まれるきっかけを整理すると、セリフが言いやすくなる
感情の違いを理解しておくことで、セリフはただ読むものから、意味を持った言葉に変わります。
セリフを書く時は、きっかけがあるから、そのセリフを言う、これを意識しないとふわっとしたセリフになってしまいます。
羨望と嫉妬は似ている感情ですが、
演じるときにはまったく別の表情を持っています。
もしボイスサンプル選びなど迷ったときは、この違いを思い出してみてください!
私自身、台本を書くようになってから、感情のきっかけを意識することで、役の気持ちに寄り添いやすくなったと感じています!
最後までご覧いただきありがとうございました!
興味があれば自身でもセリフ書いてみてください☺️
