
今回のテーマは落ち着いた雰囲気のCMナレーションです。ナレーションの中でも落ち着いたナレーションの練習ができる台本です。将来ナレーションの仕事をしたい方にもおすすめの練習用台本です。
〈このナレーション練習台本のポイント〉
ナレーションは、「聞き手」を意識する+情景などを伝える意識も大切です!情景を意識することで文脈に合わせた声のトーン、間(ま)、滑舌のコントロールを鍛えることができます。
※この台本はフィクションであり、実在の人物・団体・商品などとは一切関係ありません
※セリフ利用の詳細は記事下参照
【目次】
- 1.落ち着いた雰囲気のナレーション|春の訪れ
- 2.落ち着いた雰囲気のナレーション|遅咲きの枝垂(しだ)れ桜
- 3.落ち着いた雰囲気のナレーション|バレンタインデー
- 4.落ち着いた雰囲気のナレーション|眩しい青空
- 5.落ち着いた雰囲気のナレーション|夏の大三角
- 6.落ち着いた雰囲気のナレーション|アイスクリーム
- 7.落ち着いた雰囲気のナレーション|真っ赤な紅葉がひらりと舞う
- 8.落ち着いた雰囲気のナレーション|イチョウの葉っぱ
- 9.落ち着いた雰囲気のナレーション|焼き芋
- 10.落ち着いた雰囲気のナレーション|ひたすらに降る雪
- 11.落ち着いた雰囲気のナレーション|大晦日
- 12.落ち着いた雰囲気のナレーション|コーンスープ
1.落ち着いた雰囲気のナレーション|春の訪れ
春。
流れる川、鳥たちの歌声、芽吹く草木が、
新たな季節の訪れを告げます。
きのうまでは、まだ固く閉じていた桜のつぼみ。
今日は、少しほころんでいます。
この柔らかな陽の光を受け、
あすにはきっと、花開くでしょう。
解説
落ち着いて読む練習に最適な台本です。
初心者のよくあるミスとして早く読んでしまうというものがあります。文章は実はゆっくり読む方が難易度が高いのです。
「ゆっくり読む」という意識ではなく、風景を想像しながらひとつひとつ丁寧に言葉を紡ぐという意識が大切です。
2.落ち着いた雰囲気のナレーション|遅咲きの枝垂(しだ)れ桜
桜。
桜といえば、ソメイヨシノが一般的ですが、
早咲きの河津桜(かわづざくら)や、
遅咲きの枝垂れ桜(しだれざくら)も
見る人の目を楽しませてくれます。
濃い色、淡い色、しなやかな枝、花びらの重なり…
一口に桜といっても、みな個性豊か。
それぞれの美しさで、春を祝福しています。
3.落ち着いた雰囲気のナレーション|バレンタインデー
2月14日。
大切な人に、
大事な友達に、
気になるあの子に、
そして大好きな人に。
チョコを刻んで湯煎して。
かたに入れて、冷やし固めて。
ひとつひとつの作業に、
精一杯、気持ちを込めて。
この想い、届きますように。
解説
この台本では「徐々に想いが強くなっていく」ということを練習できる台本です。
「大切な人」から「そして大好きな人に。」までには想いの違いがあると思います。この点は特に素敵な要素なので、ぜひ表現してみてください!想いが強くなっていく台本は演じていても楽しいです。
4.落ち着いた雰囲気のナレーション|眩しい青空
夏。
突然のにわか雨。
土のにおいと、屋根の上で踊る雨粒の音。
すこし経ってさっぱりと止み、
雲の向こうに、眩しい青空。
ミーンミンと一斉に鳴き出す蝉(せみ)たち。
縁側(えんがわ)に置かれた皿の上には、
綺麗に食べられたスイカの皮が。
元気に遊ぶ、子どもたちの声が聞こえてきます。
5.落ち着いた雰囲気のナレーション|夏の大三角
ベガ、アルタイル、デネブ。
夏の夜空に輝く一等星たち。
この3つを結んでできるのが、
夏の大三角です。
夏夜に星座をさがすときは、
まず頭のちょうど真上あたりを見上げ、
ひときわ強く輝く、ベガを探してみましょう。
きっと、天体観察の道標(みちしるべ)となるでしょう。
解説
プラネタリウムのナレーションの練習ができる台本です。ただ読むのではなく、星空を想像しながら言葉を紡ぐだけでも、一気に深みが増します。
6.落ち着いた雰囲気のナレーション|アイスクリーム
うだるような暑さのなかでも、
いやそんななかだからこそ
アイスは美味い。
冬のアイスもおつだけれども、
カンカンに照る太陽の下(した)で
暑い暑いと言いながら
食べるアイスの美味しさよ。
溶けゆくスピードに負けないように、
アイスを食べる、至福のひととき。
解説
夏の暑さを感じさせるナレーション台本です。
7.落ち着いた雰囲気のナレーション|真っ赤な紅葉がひらりと舞う
秋。
ひゅうと冷たい風が吹き、
真っ赤な紅葉がひらりと舞う。
食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋。
なにをするにもうってつけな秋。
いつかいつかと思っていた事、
いざやってみようじゃありませんか。
天高く馬肥ゆる秋。(てんたかく うまこゆる あき)
手を伸ばそう、うまくいく秋。
解説
「天高く馬肥ゆる秋」とは秋の空が清々しく晴れ渡っている様子を指します。
8.落ち着いた雰囲気のナレーション|イチョウの葉っぱ
黄色い葉っぱ。
扇みたいな形をしていて、
ツヤっとしていて、
繊維がこれまた扇状(おうぎじょう)に走っていて。
ぴりっと裂くと、きれいにふたつに分かれます。
きれいで可愛いイチョウの葉っぱ。
秋の地面に、美しい黄色い絨毯が広がります。
9.落ち着いた雰囲気のナレーション|焼き芋
パチパチ音を立てはぜる、落ち葉と枯れ枝。
銀色のアルミホイルに包まれた、金色のさつまいも。
真っ赤に燃える焚き火。
じっくりゆっくり待った後、
火箸でそっと救い出し、開いてみれば、
ほくほくしっとり。美味しい焼き芋の完成です。
10.落ち着いた雰囲気のナレーション|ひたすらに降る雪
冬。
しんしんと降る雪。
街の音をすべて飲み込む。
静かで、どこまでも静かで。
そっと窓を開けると、澄んだ空気が頬を撫でる。
ねずみ色の空から、ひたすらに降る雪。
伸ばした手の上、ふわりと落ちる。
整然とした幾何学模様(きかがくもよう)に
自然の偉大さが伺えます。
解説
幾何学模様(きかがくもよう)とは、点、直線、曲線、円、正方形、三角形などの単純な図形を規則的に組み合わせて作られる模様のことです。この台本では「雪の結晶」を指します。
11.落ち着いた雰囲気のナレーション|大晦日
こたつと猫とみかん。
丸まっている猫の、かわいい背中。
こたつで食べる、みかんの美味しさ。
除夜の鐘。のぼってくる朝日。
ゆく年を思いながら、
くる年の幸せを願いながら。
12.落ち着いた雰囲気のナレーション|コーンスープ
寒い冬、自販機の下段(げだん)、
コーンスープ。
凍える指で小銭を入れる。
ゴトンと落ちてくる缶。
かがんで取り出し、
手のひらの上で転がした後(のち)、
カシュッと開けて一口すする。
じんわり広がるやわらかな甘み。
ほっと一息、落ち着く美味しさ。