『トワイライトtwilight』シリーズは禁断の恋の映画【感想とハマった結果色々集めた話】
今回は、特に「今好きな人がいる」という人に観てもらいたい映画の紹介をしていきたいと思います。
好きな人がいる時というのは自然と頑張れるものですし、不思議な力も湧いてくるものです。
そんな、誰かに恋をした時にぜひおすすめしたい作品が『トワイライト』です。
本作は、作家ステファニー・メイヤーによるヴァンパイアと人間の禁断の恋を描いた小説が原作となっています。
映画化された際にはアメリカで週末興行成績1位を獲得するなど、世界的な社会現象を巻き起こした大ヒット作です。
【目次】
ロミオとジュリエットを彷彿とさせる、トワイライトの簡単なあらすじ
映画版では、ロバート・パティンソンが主演を務めたことでも有名です。
雨と霧の街として知られるワシントン州フォークス。そこへ引っ越してきた高校生の主人公ベラは、転校先の学校で出会った美少年エドワードに強く心惹かれます。
しかし、エドワードにはある重大な秘密が隠されていました。
彼はその土地に古くから伝わる伝説の存在、すなわち人間の血を必要としない吸血鬼(ヴァンパイア)だったのです。
さらに物語の舞台には、彼ら吸血鬼の一族だけではなく、狼を守り神とするインディアンの掟を継ぐ「人狼族」も存在していました。
人間とヴァンパイアという、決して結ばれてはいけない二人が惹かれ合い、禁断の恋に落ちていく。
そんなベラとエドワードの、切なくも甘いラブストーリーが描かれています。
日頃、恋愛映画を見ない私がトワイライトにハマったきっかけ
私がこの作品を知ったのは、当時TSUTAYAでたまたま映画のDVDをレンタルしたことがきっかけでした。
当時の私は、普段から恋愛映画というジャンルの作品をほとんど見ていませんでした。
ではなぜ手に取ったのかというと、中学生特有の「ファンタジーやダークヒーローの世界観に強く惹かれる心理(いわゆる中二病的な感覚)」が働いていたためです。
「吸血鬼と人間の恋愛」という少しダークでミステリアスな設定に興味を惹かれて、なんとなく借りてみることにしました。
当時、私はシェイクスピアの名作『ロミオとジュリエット』の戯曲本にもかなり傾倒していました。
対立し合うモンタギュー家とキャピュレット家という、決して恋に落ちてはいけない宿命のなかで愛し合う二人の物語です。
台詞を覚えてしまうほど何度も読み返していたため、ロミオの「あの窓から差しそめる光はなんだ?」から始まるバルコニーでの有名な会合シーンなども深く印象に残っていました。
そんな私にとって、人間とヴァンパイアという異種族間の禁断の愛を描いた『トワイライト』の設定は、まさにドストライクでした。
一作目の『トワイライト〜初恋〜』を観た翌日には、気付けば二作目の『ニュームーン/トワイライト・サーガ』を借りて観ていたほどです。
がっつりと作品の魅力に引き込まれた結果、原作の文庫本を全巻集めただけでなく、映画のBlu-rayボックスまで買い揃えてしまいました。
今振り返れば勢いでの購入ではありましたが、今でも全く後悔はしておらず、非常に良い買い物をしたと思っています。

文庫版の表紙に隠された「禁断の恋」の伏線と考察
この作品の魅力はストーリーだけでなく、日本語翻訳版の文庫本の表紙デザインにも深く表れています。
実は、各巻のカバーに描かれている絵柄を並べて見ていくと、物語の展開を的確に暗示しているような、非常に興味深い演出に気づかされます。
1巻の表紙:両手でリンゴを包み込んでいる絵

創世記のアダムとエヴァ(イブ)の逸話にあるように、リンゴはしばしば「禁断の果実」に例えられます。
エヴァが知恵の木の実であるリンゴを口にしたことで、楽園での生活は終わりを告げ、人間としての新しい過酷な生活が始まりました。
つまり、この表紙に描かれたリンゴは、単なる禁断の象徴だけでなく、何かの「始まり」を意味しているのではないでしょうか。
人間のベラとヴァンパイアのエドワードによる、決して踏み込んではいけなかった恋の幕開けを、禁断の果実であるリンゴに重ねて表現しているのだと考察できます。
また、リンゴを大切そうに支えている細い指先からは、これが女性のもの、すなわちベラ自身の手であることが推測されます。
彼女が自らの意志でこの禁断の赤い実を内側に取り込もうとしている、そんな不穏で美しい始まりを予感させます。
2巻の表紙:一輪の花が白から紅く染まり、枯れ落ちている絵

もともと純白だった一輪の花が、茎の方からじわじわと鮮やかな「紅」に染まり、花弁を散らせているデザインです。
ここでの白い花は「人間であるベラ」の象徴であり、侵食してくる紅は「ヴァンパイアの血の世界」を意味していると考えられます。
この絵は、ベラがエドワードと深く関わるにつれて、自らを取り巻く平穏な日常を失い、ヴァンパイアの危険な世界へと完全に飲み込まれていくグラデーションを表しているのではないでしょうか。
紅く染まりきった花弁が一つ、ぽつりと力なく落ちている様子は、一度足を踏み入れてしまったら「もう二度と元の人間には戻れない」という過酷な運命を伝えているかのようです。
1巻の表紙で「赤い実を体に取り込む」という選択をしたからこそ、2巻では「白い花の内側から赤く染まっていく」という連動性がみられる点も、非常に見事なアートワークです。
3巻の表紙:紅いリボンが千切れかけている絵

3巻の表紙には、複雑にうねりながら、中央から今にも激しく引きちぎられそうになっている1本の赤いサテンリボンが描かれています。
この3巻のストーリーでは、ベラとエドワードの前にこれまで以上に過酷な脅威が次々と降りかかってきます。
別の吸血鬼から命を狙われる物理的な危機だけでなく、人間の幼馴染であり人狼族でもあるジェイコブからの激しいアプローチなど、人間関係の葛藤もピークに達します。
リボンの複雑なうねりは避けることのできない困難や時代の荒波を表現しており、千切れかけている断面は、大切な誰かとの決別や別れを的確に示唆しているように見えます。
物語を一度最後まで読んだ後に改めてこれらの表紙を見返すと、デザインの細部にいたるまで作品のテーマが見事に落とし込まれていることに気づき、より深く感動させられます。
まとめ:ロミオとジュリエットに勝るとも劣らない不朽のラブストーリー
個人的な見解ではありますが、この『トワイライト』はシェイクスピアの『ロミオとジュリエット』に並ぶ、人々の心を激しく揺さぶる至高のラブストーリーだと思います。
両作に共通しているのは、周囲の環境や種族の壁によって「決して愛し合うことを許されない者たち」が織りなす、命がけの禁断の愛であるという点です。
障害や困難が大きければ大きいほど、なぜ二人の愛はこれほどまでに甘く、そして切なく燃え上がるのか、物語に触れるたびに深く考えさせられます。
観終わった後に心地よい余韻と満たされた感情をくれる、本当に素晴らしいエンターテインメント作品です。
まだ触れたことがないという方は、ぜひ映画、あるいは原作小説からこの美しい世界観を体感してみてください。










