【マインドセット】調子がいい時ほどトラブルに注意!もう二度と「足元をすくわれない」ために
「最近、なんだか全てがうまくいく」
そんな風に物事が好都合に進んでいる時こそ、人は無意識に「調子に乗って」しまいがちです。
私自身も、良いことが続くとつい気が緩み、慢心してしまうことがあります。
しかし、本当に怖いのはその先です。
調子が良い時こそ、足元をすくわれないように気を引き締めなければなりません。
【目次】
調子に乗った状態は「猛スピードの車」と同じ
これを車で例えると非常に分かりやすいです。
調子に乗っている状態は、いわば高速道路でスピードが出ている状態です。
時速40kmの通常走行ならなんてことのない些細なハンドル操作のミスも、時速100kmを超えている時には「一瞬の判断ミス」が命取りになります。
勢いがある時ほど、一度事故を起こした時のダメージは計り知れません。
だからこそ、どうすれば足元をすくわれずに済むのかを考えておく必要があります。
そもそも「調子に乗る」とはどういうことか?
言葉の意味を改めて確認してみましょう。
調子(ちょうし)に乗・る
1 仕事などに、弾みがついて順調に進む。「事業が―・る」
2 おだてられ、得意になって物事をする。いい気になって軽率な行動をする。「―・って失敗するなよ」
(引用:コトバンク)
順調なのは良いことですが、問題は2番目の「いい気になって軽率な行動をする」という点です。
では、具体的にどんな人が調子に乗りやすいのか、2つの特徴を見ていきます。
特徴1:自信過剰で「自分一人の力」だと思っている人
「やっぱり自分ってすごいだろ」という態度が全面に出てしまうタイプです。
物事がうまく運んでいる時、そこには必ず周りのサポートや「運」の要素があるはずですが、このタイプはすべてを自分の実力だと過信しがちです。
自分を優先するあまり、周囲への配慮を蔑ろにしてしまう傾向があります。
特徴2:褒められて舞い上がる「乗せられやすい」人
人におだてられるとすぐに上機嫌になり、つい実力以上のビッグマウスになってしまうタイプです。
「自分は特別な存在なんだ」と勘違いし、発言が大きくなったり、できもしない約束を安易に口にしたりと、周囲から見て「浮いている」状態になりやすいのが特徴です。
他人を「調子に乗ってる」と感じる時こそ、自分を見つめるチャンス
正直に言って、誰かが調子に乗っている姿を見て気持ちいいと思う人は少ないはずです。
むしろ「鼻につく」「見ていて嫌だな」と感じるのがごく一般的な心理でしょう。
もし身近な誰かに対してそう感じたことがあるのなら、ここで一つ意識してほしい言葉があります。
それが「同族嫌悪」です。
なぜ他人の慢心にイライラするのか(同族嫌悪の心理)
同族嫌悪(どうぞくけんお)
同じ種類や系統のものを嫌悪すること。自分と同じ趣味・性質を持つ人に対して抱く嫌悪感。
(引用:実用日本語表現辞典)
心理学的に、人は「自分が無意識に隠そうとしている嫌な部分」を相手の中に鏡のように見た時、強く反発すると言われています。
相手を見て「嫌だな」と強く思った時、実は自分の中にも、同じような調子に乗りやすい要素が隠れているのかもしれません。
「人の振り見て我が振り直せ」を成長の糧にする
ただ相手を不快に思って終わりにするのはもったいないことです。
誰かを非難するのは簡単ですが、そこから一歩進んで、「なぜ自分はこんなに嫌だと思うのか? 自分にもその慢心の要素はないか?」と自問自答してみるのが有意義です。
例えば、SNSで炎上している人に対して、辛辣な攻撃を延々と加えている人たちを見かけることがあります。
確かに炎上した本人に原因はあるかもしれませんが、攻撃側の暴力的な言葉遣いを見ていると、「どっちもどっちではないか」と感じることはないでしょうか。
他人の悪い部分を目にした時こそ、自分の振る舞いを客観的に正すチャンスです。
調子に乗った時に起こる2つのリスク
調子に乗っていると、無意識のうちに周囲を傷つけてしまうリスクがあります。
- 失言が増える: 気分が大きくなっているため、相手が気にしていることを無神経に口走ってしまう。
- 周りが見えなくなる: 「自分が一番正しい」という意識が強まり、周囲への気配りや感謝がおざなりになる。
もし、後から「あの時、調子に乗って周囲を傷つけてしまった」と気づいたのなら、素直に非を認めて謝ることが大切です。
批判されたり嫌われたりしているうちは、まだ関係修復の余地があります。
「もうどうでもいい」と完全に無関心になられてしまったら、そこからの信頼回復はさらに困難になります。
真摯に謝り、今の自分を客観視することが、足元をすくわれないための第一歩です。
他者を貶める行為が一番格好悪い理由
人は無意識に自分を高く見せようとして、相対的に「他者を下げる」言動をとってしまうことがあります。
しかし、これは自分の価値を上げるどころか、最も自分を貶める行為になります。
誰かを非難したり、暴言を吐いたりして一時的に優越感に浸ったとしても、それは虚構の自信に過ぎません。
むしろ、周囲からは「余裕がない人」「他人の足を引っ張ることでしか自分を保てない人」という、非常に格好悪いレッテルを貼られてしまいます。
それでも「調子に乗る」ことが必要な時もある
ここまで「調子に乗るリスク」の話をしてきましたが、実は自覚さえできていれば、調子に乗ることも悪いことばかりではありません。
最初に車で例えたように、調子に乗っている時は「スピードが出ている」状態です。
勢いがあるからこそ、普段以上の力を発揮できたり、目の前の大きな困難を突破できたりすることもあります。
ベストなのは、「あ、今自分は調子に乗ってスピードが出ているな」と自覚しながら、周囲に細心の注意を払って突き進むことです。
勢いを殺さず、かつ大事故を起こさないスマートな運転を心がけたいですね。
まとめ
一度の小さな成功で満足し、そこで歩みを止めてしまえば、成長はそこで終わります。
常に謙虚さを忘れず、どこまで自分を律することができるか、それが自分との戦いです。
「今まで調子に乗っていたかもしれない」と自分で気づけたのなら、それはあなたにとって大きな経験値になります。
もし失敗したとしても、また謙虚に歩き続けましょう。










