声優を目指すうえで、ボイスサンプルは大切です...!当たり前ですが、ボイスサンプルがないと仕事がもらえません。
ボイスサンプルを聞く音響監督さんは一つの作品で何百人〜何千人もの音源を聞いています。
もっと多い場合もあります。
だからこそ、印象に残るボイスサンプルを作る必要があります。
今回は、ボイスサンプルを収録する際に「これだけは絶対に気をつけた方がいい」というポイントを書いていこうと思います!
※今回のボイスサンプルは声優プロダクションのホームページに掲載目的ではなく、オーディションで提出する用のボイスサンプルのお話になります。
【目次】
- まずは名前から本気で!
- 自分の名前は、自分がいちばん話す機会の多い言葉です。
- 名前は『自信のある声』で言う
- セリフの構成はパターンがある
- 「セリフのみ」の音源を求められるパターン
- 収録場所によって違う点と注意点
- 自宅収録のメリット・デメリット
- 最後に:印象は『準備』と『意識』だけで大きく変わる
まずは名前から本気で!
最初に言う名前が『声の第一印象』です。
ここでまず、やる気と基礎力が問われます。
名前の発音が『甘い』『滑舌が悪い』『こもってる』これ、下手したら一発で「この人をキャスティングして大丈夫かな?」と疑念を持たれてしまうので、アウトです。
自分の名前は、自分がいちばん話す機会の多い言葉です。
それがしっかり言えないとなると、「この人自分の名前も言えないの大丈夫?」と判断されてしまい、そこで音源を聞くのを止められてしまう可能性があります。
特に『噛みやすい名前の人』や『滑舌に不安がある人』は、まずは自分の名前をしっかり練習してから挑みたいですね!
名前は『自信のある声』で言う
よくあるケースとして、「キャラが暗い役だから、名前のトーンも暗くしてしまう」ということがあります。
それ、めちゃくちゃもったいないです。
名前を言うときは、「自分の武器となる声」「一番自信のある声質」で、堂々と伝えてください。
※ただ声の作りすぎには注意⚠️
これにより、自分の『自信のある声』と『役の演技』の両方を一つのボイスサンプルでアピールできます。
セリフの構成はパターンがある
収録の形式は、以下のような形式で収録する場合が多いです。
セリフを言う前に『名前や所属を言う』
1番良くないのは、送ったボイスサンプルが誰の音源かわからなくなることです。
「所属」+「名前」+「役名」→セリフ
簡潔では言うものの、しっかり伝える事が重要です。
※セリフの中でも言うし、ファイルにも記載予定です。
「セリフのみ」の音源を求められるパターン
他は『ファイル名』に記載するパターンですね。
聞く方が
募集要項に従っていれば問題ないです!マネージャーが確認してくれるとは思いますが、自分でも送る前に必ず確認しましょう。
収録場所によって違う点と注意点
収録する際は声優プロダクションにある収録スタジオで録ることがほぼほぼだと思います。
まず声優プロダクションのスタジオで収録するメリット・デメリット
メリットは
- 録音ブース完備で音質が安定している
- ディレクターやマネージャーからフィードバックがもらえることが多く、音源のクオリティが上がる
デメリットは
- 収録時間に制限がある(やり直しは時間との勝負)
- 一度に録る人数が多いと、何回もやり直せなくなる。
※プロダクションによっては「自宅で録って提出」方式のところもあります。
自宅収録のメリット・デメリット
メリットは
- 時間を気にせず、納得がいくまで何度でも録り直せる
- 自分のペースで挑戦できます。
注意点(デメリット)
- 自分では気づけない欠点があることも,
- 最低でも一度は第三者(できれば演技経験者)にチェックしてもらうのをおすすめします
とはいいつつも、スタジオで収録できるのならそっちのが方がいいと思います!
最後に:印象は『準備』と『意識』だけで大きく変わる
ボイスサンプルは「演技力」だけでなく、「準備力」や「丁寧さ」なども見られています。
「もっと聞いてみたい」と思えるようなボイスサンプルを作るために『準備』と『意識』をしっかりして挑みたいですね。
ボイスサンプル作成、応援してます!