『FF14 光のお父さん』レビュー。オンラインゲームが繋いだ親子の絆と、今しかできない親孝行
何度も読み返しているので、私の持っている本はもうすっかり年季が入っています…!
私が『光のお父さん』という作品に出会ったきっかけは、ドラマ版でした。
大杉漣さんと千葉雄大さんが演じる父と息子のやり取りに、ある時は笑い、ある時は涙し……。何度見ても、クライマックスのシーンでは号泣してしまいます。
「最近、感動して泣いていないな」という方には、真っ先におすすめしたい名作です。
今回は、そんなドラマの感動から原作本を手に取った私が、この物語が教えてくれた「親孝行の本質」について書いていこうと思います。
もし気になる方がいたらAmazonの書籍リンクを貼っておきますのでよかったらどうぞ。[PRあり]
【目次】
「光のお父さん計画」――それは壮大な親孝行の物語
物語のあらすじは、一見すると少し変わっています。
長年すれ違ってきた父と息子。子が父への親孝行として企画したのが「光のお父さん計画」でした。 それは、60歳を超えるゲーム好きの父にオンラインゲーム『ファイナルファンタジーXIV(FF14)』をプレイしてもらい、自分は正体を隠してフレンド登録。共に冒険を続け、いつの日か自分が実の息子であることを打ち明ける――という、途方もなく壮大で、温かい計画です。
そもそも「FF14」ってどんなゲーム?
世界中で愛される『ファイナルファンタジー』シリーズのナンバリング14作目。最大の特徴は「MMORPG」であることです。
- MMORPGとは: 世界中の数え切れないほどのプレイヤーが、インターネットを通じて一つの仮想世界(エオルゼア)に集まり、共に冒険を楽しむゲームのこと。
つまり、父と息子は同じ家の中にいながら、ゲームの世界で「見知らぬ冒険者同士」として出会い、力を合わせて強敵に挑むのです。
九州から上京した私に突き刺さった「親との時間」
この本を読んで、私はふと考えました。 「私は、ちゃんと親孝行ができているだろうか?」
私は九州の田舎から上京し、今は東京で活動しています。帰省できるのは1年に1週間あるかないか。親と直接会える時間は、人生の中でそう長くは残されていないのかもしれません。
時間は、誰にとっても平等に流れます。いつか必ず、親という存在はいなくなります。 この本が伝えているのは、「今という、かけがえのない時間を大切にしろ」というメッセージだと思っています。
この物語における「今」は、エオルゼアの世界で親子で遊ぶ時間でした。どんな形であれ、親が生きて、自分と関わってくれる時間を噛み締めること。それこそが、究極の親孝行なのだと教えられました。
ゲームから学んだ「妥協しない心」と「本気」
もう一つ、私がこの本から学んだ大切なことがあります。それは「目的」に対する姿勢です。
物語の中では、ゲーム未経験に近い父が、非常に難しいダンジョンや強敵にぶつかります。普通なら「ゲームなんだから」と妥協してしまいそうな場面でも、父は決して諦めません。
- どれだけ本気になれるか?
- プレッシャーにどう打ち勝つか?
- 「力を合わせる」とはどういうことか?
これはゲームの世界だけの話ではありません。仕事でも表現の世界でも同じです。負けても死ぬことはないゲームだからこそ、その中でどれだけ真剣に、純粋に目標に立ち向かえるか。その熱量が、人の心を動かすのだと痛感しました。
まとめ:本を読むことは、誰かの人生の1ページを知ること
本を読むことは、その著者が歩んできた人生の1ページを、追体験させてもらう貴重な出会いです。これからも、さらなる本との出会いを楽しみに、一歩ずつ表現者として歩んでいこうと思います。
もし、あなたが最近親と話していないのなら。あるいは、何かに情熱を燃やしたいと思っているのなら。ぜひこの『光のお父さん』を手に取ってみてください。
そこには、きっとあなたに必要な「答え」が書かれているはずです。










